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【メルマガ試し読み】模試活用のすゝめ

模試活用のすゝめ

過去に配信されたメールマガジンの記事になります。お楽しみください!
(なお、執筆者の科類や学年は執筆時点でのものとなります。)


みなさん、こんにちは。理科一類2年のNです。

これが配信されているのは、新学期が始まって1ヶ月経ったか経ってないかぐらいの時期だと思います。「この1年、成績UP目指して頑張るぞ〜!」と意気込んでいる方も多いと思います。そこで大事になってくるのが、模試です。今日は模試の心得を書いていこうと思います。

(イ) 模試を受ける前〜自己分析と目標〜

勉強が必要なのはもはや当然なので書きません。ただ、勉強する方向をしっかりと見定めなければいけないという点が重要です。矢印に例えて話をしていきましょう。あなたの今の学力が矢印の始点、目標点が終点に当たります。そこから各科目をどのくらい伸ばしたいのか、そのためにそれぞれどのような勉強をするべきなのか、これが矢印の向きにあたります。矢印は真っ直ぐとは限りません。進んでみたら自分が思い描いた方向と少しずれた方向に進んでいることもあるかもしれません。そんな時はいつでも軌道修正すればいいのです。 次にやるべきは自己分析(矢印の始点)です。各科目、得意な分野や苦手分野は自分で把握できていますか? そして苦手分野を克服できるような勉強ができていますか? 良い目標は、的確な自己分析から始まります。例えば、数学であれば「三角比や確率は得意だけど、2次関数や整数が苦手だから、苦手分野についてはFocusGoldの*2,3の問題を周回しよう」、英語であれば「文法や構文はわかるけど、長文はなかなか読めない。極力毎日英語の文章に触れよう」などです。逆に言うと「数学は苦手だからなんとかしよう」というだけでは、何から始めていいかわかりづらい上に、そのせいで得意にするまでの道が果てしなく感じてしまい、無意識に苦手科目を遠ざけてしまう原因になってしまいます。 ここで自己分析とやるべきことがおおよそわかってきたら、今度はそれを計画にしましょう(矢印の方向)。その際、ただ「苦手な2次関数を頑張る」という抽象的な目標ではなく、「2次関数はFocusGoldの*2,3を1日5題解く」といった具体的な目標を立てることが肝心です。そしてそれを全科目並べて、実現できそうか、あまりに厳しい目標になっていないか、実行する前に確かめてみてください。もちろん計画を実行している途中で「優先度の高い学習が他にできた」「体調を崩して2日ほど勉強できなかった」というときは計画を修正しましょう。先ほど、矢印は真っ直ぐとは限らないといったのはこのためです。いつでも恐れずに方向転換しましょう。

(ロ) 模試を受けた直後〜ここでも自己分析〜

模試の復習をした方が良いということは、1回は誰かに言われていると思います。ですが、模試の復習の仕方を教えてくれた人はそこまで多くないと思います。 私の考えですが、「模試の復習には、模試を受けた時間と同じくらい、もしくはそれ以上の時間をかけるべきだ」と思っています。模試の結果が返ってくるのは早くても3週間から1ヶ月後。その頃にはどんな問題が出題されてどこで間違えたのか、大抵は覚えていません。従って、できなかった部分を模試の直後に発見し、それを次の模試に向けた自己分析に反映させるべきなのです。 では、どのように復習をすれば良いのでしょうか。1番大切なのは、自分のミスを「言語化」することです。模試でのミスは大きく分けると以下の3つに大別されます。

(1)計算ミス・問題文の誤読 (2)時間配分を誤り、取るべきところを取れなかった (3)知識不足・(理系科目であれば)定石の定着不足

これらはどれもよくある失点原因ですが、どれをとってもその対策方法は全く異なります。(1)は「次は問題文に印をつける」「余白には大きい字で計算する」などでしょうか。(2)は「全部の問題に一旦目を通して、取るべき問題を取捨選択する」というのがよくある反省です。1番大切なのは(3)です。教科書内容に抜けがあるようなら、そこは緊急で埋める必要があります。定石が活かせなかった場合は、「なぜ気づけなかったのか」「どこに着目すれば気づけたのか」を分析しましょう。 以上のことは、テスト直しノートにまとめるのが望ましいです。基礎が身についてからは、すでに覚えたようなことが多く書かれている参考書を見るよりも、今までの模試でのミスとその対策を凝縮してあるテスト直しノートの方が、何百倍も自分のためになります。あなたのテスト直しノートは、あなただけのための(オーダーメイドの)参考書なのですから。ちなみに私も東大入試当日は、試験直前はテスト直しノートに何度も目を通して、ミスを少しでも防ぐ努力をしました。

(ハ) 模試の結果が返却されたとき

模試の結果には、(ロ)では見えなかったことがたくさんわかります。例えば全国順位や偏差値、志望校判定。判定を見て一喜一憂してしまいがちですが、そんなことよりも重要なのは、「科目ごとの偏差値や全国順位」「各科目の分野ごとの偏差値や平均点」です。例えばある数学の試験で「第1問は80%正解したけど第2問は65%しか正解できなかった」としましょう。しかし模試の結果を見て「第1問の平均正解率が85%で、第2問の平均正解率が40%だった」としたらどうでしょう。出来が思ったほどよくないと思っていた第2問では実は全国の受験者に差をつけることができていたとわかります。逆に出来が良いと思っていた第1問では実は全国平均を下回っているので対策が必要です。 このように受験者全体の中で見た自分の立ち位置は、模試の結果を見ないとわからないことが多いです。模試は学力の健康診断のようなものだとしたら、模試の結果はカルテです。あなたのためだけに書かれているのですから、しっかりと分析しましょう。

ここまで(イ)、(ロ)、(ハ)と模試の心構えを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。模試を上手に活用して、成績をガツガツUPさせていきましょう。


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